部位別 気になる症状

その他の症状とは…
1、手にしびれがある。2、めまいがする。3、吐き気がする。 4、頭痛がする。 etc…
その症状は何なの?どうすれば治るの?そんな疑問に専門家がお答えします

バレリュー症状型(後部交感神経症候群、バレリュー症候群等)

日暮里神田整骨院 神田院長

症状の詳しい説明…
別名 後部交感神経症候群ともいいます。頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下し、症状が現れると考えられて後頭部や首の後ろの痛みをはじめ、めまい、耳鳴り、難聴、目のかすみ、眼精疲労、顔面や のどのあたりの違和感、腕のしびれと いった知覚異常や声のかすれ、嚥下困難、胸部の圧迫感などの症状があります。
人間の生きるために必要な微調節を自律神経と言う神経がしています。頚椎の周囲には交感神経という自律神経が豊富に分布しているために、首筋のこりとともに交感神経が刺激されて自律神経のバランスがくずれ、めまいを起こすという考えです。
また、頚椎の横、正確には「横突起孔」という穴の中を「椎骨動脈」という重要な脳の一部を栄養する血管が通っています。
横突起孔が何らかの影響によりに狭くなると、椎骨動脈が圧迫されます。また圧迫されなくても強い刺激を受けるだけでも椎骨動脈は反射的に細くなります。こうして脳の一部(脳幹部という重要な部分)の血流障害が起こります。「椎骨脳底動脈循環不全」として知られています。めまいは首の位置を動かすと起こりやすくなる特徴があります。例えば物を取ろうと上を向いた時、朝起き上がる時、乗り物に乗ったとき、首をある位置に動かすとめまいを起こしやすくなります、重篤な症状であるにかかわらずレントゲンやMRI等の検査ではなかなか診断がつかず、又損保会社や周囲の方にもつらさ解ってもらえないことの方が多いようです。
それに対する治療方法 …
基本的にはお薬と併用しながらでも頸椎の骨の列整を整えるという治療が必要になります。頸椎の前方に交感神経節という神経の束がありますのでその部分へのアプローチや顎関節と上部頸椎バランスを整えることでめまいの症状は必ず良くなっていきます。首の骨の中でも上部頸椎の治療は、熟練した技術を要しますので、なかなか治りが悪い要因でもあるようです。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

天王町接骨院 田辺院長

症状の詳しい説明…
心的外傷後ストレス障害(PTSD:Post-Traumatic Stress Disorder)とは、たとえば、阪神・淡路大震災のような命に危険が迫るような非常に強い恐怖や、殺人現場を目撃してしまった、交通事故、暴行・脅迫などによる外傷的ストレス(トラウマ)を体験した後、その出来事を繰り返し思い出して恐怖にさいなまれたり、その出来事に類似した場面を避けたり、逆にそのような場面を思い出すことができなくなったりする疾患をいいます。神経が常に過敏になり、イライラして集中できず、不眠になる頭痛、吐き気、うつ症状等さまざまな症状に悩まされます。
日常生活動作の中で「あ、痛い!」と感じた瞬間、事故の時に感じた恐怖の感覚や痛みの感覚を伴いながら、痛みを何度も体験することを「再体験」といいます。また、外傷体験を引き起こす動作をしたことをきっかけにして、恐怖の瞬間がまざまざと思い出される「フラッシュ・バック」(「侵入的反復的想起」ともよばれ、思い出そうとしていないのに、突然その時の感覚やイメージがよみがえってくる。)を体験する場合もあります。この再体験やフラッシュ・バックのたびに、事故をした際の強い苦痛を味わい、感情の麻痺や気分の落ち込み、イライラして怒りっぽくなったりもします。
そして、不眠やイライラ感、怒り、集中力の低下や神経過敏から、イライラ感や怒りが爆発したり、些細な痛みが極端に気になってしまうなどの症状がみられます。
それに対する治療方法 …
治療方法の一つに、<タップ療法>というものがあります。タップ療法は、アメリカで確立された療法で、脳の扁桃体に届くツボ(神経・脈管系)を刺激することにより、乱れた“自律神経”を整え、感覚・神経的痛みの原因(脳)にアプローチすることでマッサージや電療で改善されない症状を改善します。事故後は治療はもちろんの事、手続きや交渉などで、患者様のストレスは大きいものとなります。身体の治療と合わせて、ストレスを解放する治療方法がこのタップ療法です。
PTSDのみならず、全身の倦怠感、原因のわからない気分の落ち込みなど、改善に効果を発揮します。治療後はスッキリとした覚醒感や身体の軽さを感じていただけます。

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